話せる・聞ける英語の勉強法4

[www.chikawatanabe.comで、2004年5月2日に掲載したblogの転載です。]

話せる・聞ける英語の勉強法3へのコメントで、「聞くのは大体わかるので、文法をもっと勉強したい」というchiihoさんのコメントがありました。

chiihoさんは、

1)「読み・書き」が「聞く」よりも苦手
2)「聞いて判るものは読んでも判る」、「読んで判らないものでも聞けば判る」となり、「聞いて判るものでも読んで必ずしも判るとは限らない」

「是非そうなりたい」と切望する人、たくさんいると思います。

chiihoさんの練習方法は、「自分の興味のある分野のヒアリング素材を、短くてもいいから丸暗記するくらい繰り返してshadowingする」ということ。正しい練習法なんですねぇ、やっぱり。。。

なお、shadowingについては「これだけやれば英語はOK」と言っている訳ではなく、「読んでわかる文章だったら、聞いてもわかるレベルに持ち込む。かつそれを話せるようになる」というためのもので、「読んでわからない文章がたくさん」という場合は、読むほうも別途鍛錬が肝要です。
(とはいうものの、chiihoさんのように、「読む」を「聞く」が凌駕するところまでいけるようですが、やはり習得できる語彙は「読む」が「聞く」より圧倒的に多いので)

というわけで、今回は「発音」です。

はっきりいって、最初にも言ったとおり話すのは聞くのに比べてかなり二の次。発音も同じ。唯一の注意事項ははっきり大きな声で話す、ということ。これさえ守れば殆どの場合カタカナ発音でも通じます。特に仕事だったら、大体話すことは決まっているので、相手も推測して理解してくれます。

大事なことなのでもう一回いいます。

はっきり大きな声で話す

これが鉄則。少々間違えたっていいじゃない、ガイコクジンなんだから、という覚悟で、「うるさい人ごみで、一生懸命携帯電話で話す」ぐらいの大声で話す。これが一番効果あります。

とはいうものの、
「やっぱり発音が上手になりたい・・・」
ということもあろうかと思いますので、私がこれまでにトライしてみて成果があった練習方法です。

1)腹式呼吸の練習
日本語に比べると、英語は喉の奥のほうで発音する。英語のネイティブスピーカーが話しているのをヨーク見ると、ちょっと受け口気味で話しています。ということで試しに思い切りアゴ(というか下唇というか)を前のほうに突き出して、いつもどおりに話してみてください。声が喉の奥のほうから出てきて、低くなるはず。これが英語的発音。

この「喉の奥で発音する」感じに近いのが腹式呼吸。(腹式呼吸での)歌の練習よろしく、仰向けに横たわって、おなかの上に手を置いて、おなかが上下するのを手で確認しながら大きな声で英語を朗読したりすると、感じがつかめるかと思います。バカみたいですけど、私10代の頃まじめにこの練習をしました。

2)音の要素ごとに分解して発音方法を会得

例えばteacherはTという発音+ea(イー)+ch + erという風に、要素分解。それぞれの要素(Tとか、chとか)がどう発音されているかをそれぞれ理解・練習。話せる・聞ける英語の勉強法2で、エッチな意味の「pussy」と、押しが強いという意味の「pushy」の発音の違いがわからないので、人前でpushyといえない・・・、というトラックバックを頂きました:-) が、これも「s」と「sh」の発音がどう違うかがわかれば困りません。(ちなみに、pussyの方も、「猫ちゃん」という意味もあるので、そんなに赤面する必要もないんですが)

(なお、トラックバック先エントリーへのコメントで書いたとおり、この二つの違いは・・・・
「pushy」は静かな会場などで、声を殺して
「シーッ、静かにして!!」
という時の「シ」です。カタカナの「シ」に近いです。

「pussy」の方は、
「スバラスィー!!!」
とふざけて言うときのスィーです。

となります:-)

なお、このsとshの違いで、もっとやばいのはsitとshitです。これに関する失敗談としては、JTPAのNewsletterで以前出した英語失敗談にはこんなのが。

ある日本企業に勤める友人は、生まれて始めての海外生活となるNY転勤で着任したばかりのころ、公園でベンチに座っている老夫婦に向かい、少しずれてもらって自分の座るスペースを作ってもらおうと思い、おどおどしながら「can I sit here?」と言ったつもりが、老夫婦をおののかせてしまうったとそうです。想像してみましょう、妙な東洋人が緊張した顔で老夫婦にそのセリフを、カタカナ発音で言うのを…。

3)にじりよって観察

じゃぁ、「発音の要素」それぞれをどう音にするかを学ぶのか。これには、ネイティブスピーカーが話しているのをよーく観察する、という手があります。口、喉、頬、歯や舌がどこにどうあるのかじっと見る。そしてまねする。英会話のレッスンなど、どうセンテンスを組み立てるかに頭を使うより、先生ににじり寄って
「どうやって口の周辺の筋肉を使っているか」
を見る方がメリットがあるかも。(危ない人だと思われないよう注意)

4)Rを混ぜない

英語っぽく発音しようとして、ついつい文章全体に巻き舌のR発音を散りばめてしまうことがあります。が、もちろんRの発音はRがあるところだけ。
「英語っぽい発音」
は上記1の「喉の奥のほうからの発声」から出てくるのであって、R発音から生じるものではない。例えばideaはそのまま「アイディア」。最後にRは入らず、はっきり「あ」で終わります。

5)じゃぁ本当にRがあるときはRはどうやって発音するの??

「舌の先を丸める」という、誰もが習うRの発音の仕方。これは、別に間違ってないけどイマイチ。
むしろ、
「舌の左右の両脇を丸めて上にあげ、上あごと奥歯の間につける」
のです。舌を緊張させて、左右の両脇を上あごにつけて、その状態で
「あー」
という。(できれば腹式呼吸で)
さすれば、これがRです。

***

さて、というわけで、今日の練習問題:おなじみNPRのTalk of the Nation、 Science Fridayという番組のSpyware特集です。
このページの上から二つ目のMonitoring Software On Your PCというところで音声が聞けます。その13分16秒からの、「米国政府は、どうやってスパイウェアを阻止しようとしているか」というコメントのところ。前半は簡単めで、後半は難しめです。

ちなみに、この番組でゲストに招かれているPC Magazineのエディター氏いわく、スパイウェアは78000種以上あるとのこと。また、同誌が14種類のanti-spywareソフトをテストしたところ、その中で一番よかったのはWebrootのSpy Sweeperだそうです。スパイウェアって何だ、という方はCNetの記者が体当たりで自らのコンピュータをスパイウェアに感染させた顛末記などごらん下さいませ。

Well, they’re kind of _______ on the problem all of a ______, Ira. There’s a huge amount of _________, even though some of this ___________ was introduced last year. And I think the virulence of some of these ______ ________ has, you know, _______ a lot of _________. And any __________ who’s suddenly found these ____ ____ icons on his desktop is, you know, _________ to act pretty quickly. There are a few pieces of legislation __ ___ federal and __ ___ state level. One is called ___ SPYBLOCK Act __ ___ Senate, sponsored by Montana’s Senator Burns. And __’_ _ very complicated _____ __ legislation, I think ___’_ have to say, because it tries to define what spyware is, __ _ certain extent. And it raises _ ___ __ ___ sensitive issues about ______ __ _____ legislation that is directed __ _ specific technology.

(「うーん、難しい」という方へ:
最後から3つ目ー5つ目の空欄はtrying to writeが答えですが、カタカナ的にはトライヌライ、ですね。語尾のngが省略されてtrin’になって、次のtoのtがアメリカ的に曖昧に発音され、writeのteは殆ど発音されてません。こういう感じのカタマリを、「これはtrying to writeといっている」と自分に暗示をかけながら聞くと、だんだん聞き取れるようになりますです。はい。また、過去の問題も「答えあわせして終わり」というのではなく、「わからなかったところ」を集中して何度も聞くのが大事です。)

先週の答え:
(簡単な方)Informed caring insensitive journalists readers listeners viewers feelings because media world complex Internet
(難しい方)in editors there is with that I an error in it of readers an editor at one what we’ve been in in or to the is part of the the that the the of the

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