電話で英語のテスト

ぱっと言われた英語のセンテンスを、その場で復唱するってできますか?

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San Jose MercuryにComputerized testing gauges language skillsという記事が載っていました。「外国人を苦労させる電話での英語テスト」という内容です。

Ordinateという会社が提供しているテストで、受験者は、電話で言われたことをそのまま繰り返したり、指定された文章を組み立てて言うことが求められます。電話の向こうはコンピュータの自動音声。

「わからないことがあっても質問させてくれない」とか、「単なる記憶力のテスト」と、点数の悪かった外国人の不平がいろいろ載っていますが、Ordinate側は

The technology’s developers dismiss those criticisms, saying some students have a harder time remembering phrases because they don’t know the language well enough to digest and store them, even temporarily.

「言われたフレーズが覚えられないのは、一瞬でも記憶するのに必要なだけの英語力がないから」と一蹴。

14年間も英語を勉強してきたのに80点満点のテストで27点しか取れなかった日本人のUraraさん(素敵な名前)はこのようにコメント

“The computer speaking too fast,” Urara said in broken English after getting her score, 27 out of 80 points.

コンピュータが問題を話すのが速すぎ、と。

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英語の勉強には大きく分けて二つの側面があります。

1.英語の文法を理解する
2.英語で書かれている文章や、話されている内容を、一定のスピードで理解する

1は、「英語」という言語学の勉強、2は「英語」で書かれていること・話されていることを理解するための勉強、です。1では英語は「目的」ですが、2では、英語は「手段」です。

2については、なぜ一定のスピードで理解しないといけないのか。話し言葉のほうは単純で、話すスピードで理解しないとわからなくなるからです。ですが、書かれた英語のほうも、やはりかなりのスピードで読める必要があります。文章は、ある程度のカタマリで意味を伝えるようにできているからです。特に複雑なものになると、あまりゆっくり読んでいると、前の論旨を忘れてしまい、何が書かれているのかの「意味の流れ」がわからなくなってしまいます。もちろん、いちいち日本語にしないで、英語のまま理解する必要があるのは言うまでもありません。

おなじみの「英文法」に加え、「じっくり考えながら英語の文章を和訳する」「じっくり考えながら英作文をする」というのは、1に属する勉強です。もちろん、外国人が英語を学ぶには1も必要。ですが、言語学者になるのでもない限り、1ばかりやってもしかたないのです。

私の日本の中・高の英語の授業は一部の例外を除き、ほぼ全てが1の勉強ばかりでした。これだと、いくら勉強しても、「英語・言語学」には詳しくなれても、英語を手段として使えるようには中々ならないわけです。

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話を戻して、「英語の文章の復唱」ですが、Ordinateが言っている通り、一瞬でも文章を記憶しておくには言われていることをその場で理解する必要があり、たしかにこれができないのは、英語力がないのです。

さらにいうと、「復唱」は英語力のテストになるだけでなく、勉強方法としてもかなり効果的です。

ラジオやDVDなどであるセンテンスを丸ごと聞いたところで、それをそのまま復唱。長い文章だったりすると結構大変ですが、「英語頭育成」に役立ちます。「shadowing」に飽きたらこちらもどうぞ。

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