英語の習得にカタカナ脳矯正が欠かせない理由1

Listen-ITのレッスンの一環として、「母音聞き分け」をゲーム形式で行いますが、これ、とても大事です。なぜ大事なのかを何回かに分けて説明したいと思います。

+++

母音聞き分けの目的は「カタカナ脳の矯正」。

こんな実話があります。

「日本人がアメリカで地図を買おうとして『マップ』をくれ、と言ったら店員が奥から『モップ』を持ってきた。仕方ないのでモップを買って帰った」

情景を想像、モップを渡されたやるせない心持ちを考えると笑える話ですが、本人には笑いごとではありません。

どうしてこんなことが起こるのでしょうか?

英語には日本語の「あ」に似た音が3つ(話す人によっては5つ)あり、そのどれを使うかによって、全く違う言葉になってしまうのです。

で、カタカナで日本語に取り入れられている「マップ」と「モップ」。残念ながら元の英語の音はどちらもカタカナ読みの「マップ」に近く、しかも、よりカタカナの「マップ」に近いのは「mop」の方なのです。orz

iPadとiPodでも、「マップ」と「モップ」と同じことが起こります。

「アイパッド」

とカタカナ発音で言うと、ほとんどのアメリカ人には「iPod」と聞こえてしまいます。

「仕方ないのでiPodを買って帰った」

ということにならないように心しないと・・・・・・。

また、「会社」という意味の「ファーム」と、「農場」という意味の「ファーム」は、「カタカナだと同じだけれど、英語にすると全然違う二つの単語」です。「ファー」の「ァー」の音が英語では二種類あるからです。 

「低い」という意味のlowと、法律という意味のlawは、カタカナだとどちらも「ロー」になりがちですが、これまた英語では全く違う音になります。

このように、聞取りが難しいと多くの人が認識しているLとR以外にも、日本人には聞取りが難しい音が英語にはたくさんあります。

しかし、その殆どは、練習次第でいくらでも聞き取れるようになるものです。

本当です!

なのに、中学(最近では小学校から)英語の勉強を始める私たちが、なぜ聞き取れるようにならないのか?

本当だったら11歳、12歳といった程度の年齢ではじめれば、母国度同様に聞き取れるようになれる可能性が相当あります。なのになぜ聞き取れるようにならないのか?

最大の理由は、正しい英語の「音」を聞分ける練習をしないこと。

というか、そもそも、

– とある「音」が、別のごく似た「音」と、実際に聞いたときにどう違うか

- どうやったらその違いを発音し分けられるか

といったことをきちんと説明すらされていないことが殆どではないでしょうか?。

「練習」以前に、「基本」すら教えていないわけです。

「そのために発音記号を習うんじゃないの?」

と思う方もいるかもしれません。

しかし、「紙に書かれたもの」で「音」を教えるなんてことが可能なはずがあるわけがありません。

野球選手になりたい人に、カーブとストレートがどう違うかを、延々言葉だけで教えるなんてありえませんよね?ボールを持たせてみて、投げさせてみせる。当然の練習です。

英語の聞き取りも同じなのです。キャッチボールもせずにピッチャーになることはできないのと同様、「音」を「音」として聞く練習をしないのに聞き取れるようになるはずがないのです。

<さらに恐ろしい、「リスニングを練習すればするほど聞き分けが難しくなるリスクすらある」という話は次のエントリーで・・・>

コメントする

以下に詳細を記入するか、アイコンをクリックしてログインしてください。

WordPress.com ロゴ

WordPress.com アカウントを使ってコメントしています。 ログアウト / 変更 )

Twitter 画像

Twitter アカウントを使ってコメントしています。 ログアウト / 変更 )

Facebook の写真

Facebook アカウントを使ってコメントしています。 ログアウト / 変更 )

Google+ フォト

Google+ アカウントを使ってコメントしています。 ログアウト / 変更 )

%s と連携中

%d人のブロガーが「いいね」をつけました。