母音編レッスン2:itの母音とbedの母音

Listen-IT母音編のレッスン2はitの母音とbedの母音の聞き分けです。発音記号にすると[ɪ]と[ɛ]です。

カタカナ化する際には「イ」と「エ」と別物になるので、間違えようが無いと思うかもしれませんが、時としてかなり近い音になります。また、自分で発音する際に、「itの母音」を「eatの母音」と差別化しようとするあまり、「itの母音」が「bedの母音」に近くなってしまうことがあるので気をつけてください。

聞いてみましょう。

 

itの母音

bedの母音

 

この2つの母音が入った単語の例です。

him

hem

 

もう1組。続けて聞けば違いますが、lidを単独で聞くと聞き間違えることもあるかも。

 

lid

led

 

+++

なお、以下、英語力向上にはあまり意味のない雑学ですが、アメリカの南部では、itの母音とbedの母音がmやnなどの鼻濁音の前に来るときは同じ発音になる傾向があります。

元々異なる2つの発音が1つになってしまうことを「merger」と言い、歴史的に様々なmergeが起こっています。(英語で、同じ発音に複数のスペルが対応することが多々あるのは、mergerも一因です。昔は違う音だった、と。)

itの母音とbedの母音が鼻濁音の前で同じになると、pinとpenが同音異義語になってしまうため、これは「Pin-Pen Merger」と呼ばれています。(南部の人たちが大勢流入したカリフォルニアのBakersfieldという所でもPin-Pen Mergerが起こっているようです)。

どんな音かはこちらのビデオの29秒目以降をご覧下さい。

Wolfgang Puck is one of the richest men you'd ever want to meet.

と言っているのですが、赤字にした"men you"のところが"menu"と同じ発音になっているよ、という「それが何か?」という感じの微妙なスキット。(Wolfgang Puckはテレビでおなじみの有名シェフなので、menuと掛けことばになっています)。27秒目では普通にbedの母音でmenuと発音し、Wolfgang..の文章はバリバリの南部訛りで、"men you"のところもPin-Pen Mergerした母音で発音されています。

日本語でも、mergerはいろいろ起こっており、現在進行形ではあるもののほぼmerger完了のものに「お」と「を」がありますね。標準語ではどちらも「お」と発音しますが、古くは「を」はWOと発音され、現在でも一部地方ではその発音が残っているとか。個人的には、mergerが完了したらカナ(スペル)も統一してほしいと思ったりするのですが中々そうも行かないようですね。

 

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