文章編2:大事なシュワ

英語は強調と非強調のリズムが最重要なのですが、見落とされがちなのが「非強調」です。そして非強調な音節のほとんどは「シュワ」と呼ばれる曖昧な母音になります。シュワは英語で最も高頻度で登場する母音でもあり、シュワを制するもの英語を制す!

というわけで、以下シュワとは何かを説明したいと思います。

シュワとは

シュワはschwaと書きますが、これは発音記号でəと書く母音。eがひっくり返った記号で、よく見かけた覚えのある方もいると思います。

schwaの「sch」というスペルはドイツ語(例:Porsche、Bosch)。なぜドイツ語かというと、
命名したのが19世紀のドイツ人言語学者のJacob
Grimmさんだから。そしてこの人はグリム兄弟のお兄さんでもあります。そう、あの「シンデレラ」「ヘンゼルとグレーテル」「白雪姫」といったグリム童話のグリムさんなのです。グリム兄弟は2人とも言語学者でもあったんですね。すばらしい。

閑話休題、シュワには大きな役割があります。それは

非強調の曖昧な母音を一手に引き受ける

ということ。音としては、アイウエオ、いずれともつかない曖昧なもので、

「電車でうっかり寝てしまって、残念なことに口がだらりと開いていた」

というような脱力した口の開け方をし、どこにも力を入れずにふわりと発音します。cutの母音もほぼ同じ口の形で発音しますが、力を入れたらcutの母音、いれなかったらシュワになります。この2つはとても近いので、辞書によってはcutの母音もシュワの記号で表示していることもあります。

参考:

cut

 

そして、非強調母音はほとんどシュワなため、シュワは英語の最頻出母音となります。

「非強調母音はほとんどシュワ」については、元々正式な発音がシュワな音もたくさんありますし、そうでない場合も、強調されない短母音はシュワで発音されることが多々あります。(滑舌の良いアナウンサーが原稿を読むような時はきちんと発音記号通り発音されますが。)

ではシュワの音を聞いてみましょう。

American

音節に分けるとA-mer-i-canとなりますが、ブルーにしたAとcanのところがシュワ。(iもシュワになりがちです。)

 

decimal

これはde-ci-malで、ciとmalがシュワ。

 

communication

com-mu-ni-ca-tionで、comとtionがシュワ。tionはSHの音ーシュワーNの音となります。(muのところ、niのところもシュワになりがち)。カタカナ化される時はションとなりますが、聞いてわかる通り、実際はシャンともシュンともつかない音です。

あいうえお、のどれともつかない感じが聞き取れたでしょうか。

スペルはなんでもありのシュワ

「非強調だとシュワ」なので、シュワになるスペルにはいろいろなものがあります。上の3単語だけでも、a, i, o, ioというスペルが登場していますが、これ以外にも、下記のブルーの文字がシュワです。

a:a-gain a-bove

e: o-pen en-e-my

i: fam-i-ly ex-per-i-ment

o: per-son oc-cur

u: cam-pus sup-port

iaというのもあります。spe-cial-ize

ついついスペルに引きずられてしまいがちなのですが、「非強調はシュワ」を心がけると発音が向上しますので、注意して聞いてみてください。

++++

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