文章編5:弾き音

声門閉鎖音に並んで、頻出するのに学校で教えてくれない発音が弾き音です。

Tが「らりるれろ」に近い音で発音される、というアレが弾き音です。舌の先を歯茎の内側を弾くようにして発音するのでこう呼ばれます。といってもなんのことやら、と思う方もいると思うので、聞いてみましょう。

water

このwaterのTが「弾き音」です。

ちなみに筆者はオーストラリアはメルボルン郊外の高校で英語を学んだのですが、そこではwaterのTを弾き音で発音する人はいなかったので、その後アメリカに来る時に、必死でこの発音を習得しました。waterと言う場合、アメリカでもちゃんとTを正確に発音した方が通じるだろうと思いきや、印象としては、弾き音で発音するより5割くらい通じなくなる感じがします。

TだけでなくDも弾き音になるので、「TとDがどちらも明瞭に発音されず、その中間的な音になる」というのがより正確です。全てのT、Dが弾き音になるわけではなく「母音で挟まれた時」に弾き音になります。

TとDの発音が一緒になってしまうことで、いろいろな同音異義語が誕生します。

 

latter/ladder

「後の」のlatterと「はしご」のladder、いずれも途中のT/Dが弾き音になって、同音異義語化します。

 

 

bitter/bidder

「苦い」のbitterと「入札者」のbidderも同じ発音になってしまいます。

 

弾き音は、2つの単語にまたがるときも登場します。

get it

 

ちなみに、この弾き音と、前回の声門閉鎖音が、「学校で習わないが頻出する発音」で、かつ現代風発音の最たるものなのですが、どれが声門閉鎖音になり、どれが弾き音になるかが、イギリスとアメリカで違うのが興味深いところです。アメリカでは弾き音になる音が、イギリスのカジュアルな発音ではのきなみ声門閉鎖音になる傾向があるようです。

日本語の「らりるれろ」は前後の発音などにより英語の弾き音と同じ音になるときとそうでないときがあるので、完全に「らりるれろ」と同じ発音にするとカジュアルになりすぎることがあります。「TとDの間の音」というのを意識して発音するのが一番「ネイティブに取って耳障りでない弾き音」になります。

 

 

 

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文章編のレッスン9が弾き音です!

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